無料(オープンソース)の Windows 用スクリーンリーダー NVDA (NonVisual Desktop Access) の 日本における開発コミュニティである NVDA 日本語チームは、 2021年12月9日に NVDA 日本語版 2021.3jp をリリースしました。
インストーラーのダウンロードはこちらからどうぞ:
GitHub リリースも利用できます。
Windows 11, 10, 8.1, 8, 7(SP1) の32ビット版 64ビット版および ARM 版に対応しています。 Windows 8 以降ではタッチ操作が利用できます。 NVDA 日本語版のライセンスは GPL v2 です。
NVDA は多くのアプリに対応し、 インストール不要で利用できるポータブル版、 アドオンによる機能拡張など、さまざまな特長を備えています。
NVDA 日本語チームがリリースする NVDA 日本語版は、 オーストラリアの非営利法人 NV Access がリリースする NVDA 本家版に 日本語の音声エンジンと点訳エンジンを追加するなど、 日本語 Windows 環境のための改良を行っています。
2021.3の変更点
NVDA 2021.3 の概要は以下の通りです。
- 新しい HID 点字ディスプレイ仕様のサポート
- Microsoft Word で「すべて読み上げ」を行う場合のスクロール処理の改善
- その他 Microsoft Office の UI オートメーション対応の改善
詳細は2021.3 最新情報でご確認ください。
2021.3jpの変更点
- 「NVDAのエラーを音で報告」の仕様を変更しました。NVDA 日本語版の独自の設定項目を廃止して、高度な設定「ログ出力したエラーを音で報告」を、以前の日本語版の仕様に合わせました。
- NVDA 2021.2 以前で起きていた更新チェックの動作の不具合は、日本語版についても同様の修正を行いました。さらに、更新チェックサーバーの実装も変更しました。再インストールしなくても、過去のバージョンのNVDA日本語版で「NVDAの更新」で不具合が起こりにくくなりました。
詳細はマイルストーンを参照してください。