NVDA 2020.4jp をリリース

無料(オープンソース)の Windows 用スクリーンリーダー NVDA (NonVisual Desktop Access) の 日本における開発コミュニティである NVDA 日本語チームは、 2021年2月19日に NVDA 2020.4jp をリリースしました。

インストーラーのダウンロードはこちらからどうぞ:

i.nvda.jp

GitHub リリースも利用できます。

Windows 10, 8.1, 8, 7(SP1) の32ビット版および 64ビット版に対応しています。 Windows 8 以降ではタッチ操作が利用できます。 NVDA 日本語版のライセンスは GPL v2 です。

NVDA は多くのアプリに対応し、 インストール不要で利用できるポータブル版、 アドオンによる機能拡張など、さまざまな特長を備えています。

NVDA 日本語チームがリリースする NVDA 日本語版は、 オーストラリアの非営利法人 NV Access がリリースする NVDA 本家版に 日本語の音声エンジンと点訳エンジンを追加するなど、 日本語 Windows 環境のための改良を行っています。

2020.4の変更点

NVDA 2020.4 の概要は以下の通りです。

  • 要素リスト(NVDA+f7)がフォーカスモードで動作するようになりました。
  • NVDA ダイアログで F1 キーを押したときに、コンテキスト依存のヘルプが利用できるようになりました。
  • 句読点/記号読み辞書、読み上げ辞書、点字メッセージ、流し読みなどの機能が改良されました。
  • 多くのバグ修正と改良を行いました。

2020.4jpの変更点

  • 記号の読み上げが、以前のバージョンの日本語版と同様になるように独自に変更を行っています。詳細は NVDAJP チケット285 を参照してください。
  • Windows 10 バージョン 2004 以降で導入された新しい Microsoft IME への対応は今後の改善を予定しています。詳細は NVDAJP チケット 266 を参照してください。