NVDA日本語チーム Skype会議報告
2012年9月24日(月)
20時30分から24時00分
参加者10人(西本、高地、寺田、新城を含む)
主な議論
(1)ワークショップ、意見交換会の報告
(2)日本語チームの開発、翻訳の報告
Windows 8 タブレットでのマルチタッチ操作に対応してユーザーガイドが改訂された。
関連して Apple の Mac OS X および iOS の VoiceOver 詳細読み、点字出力対応の動向。
(3)チケット29668の詳細読みに関する議論
過剰な言葉狩りという意見も、人を不快にする言葉については最大限の配慮をすべきという意見も。
ひきつづき議論する。
(4)仕事の分担の可能性
もっと多くのひとに日本語チームの仕事をお手伝いいただけないか?
ただし、全体の方針や価値観を大事にする必要がある。
作業をする人とレビューをする人の共同作業で?
見える人と当事者の共同作業で。
特定の人が欠けて日本語チームが止まってしまうことのリスクもある。
具体的な仕事の例:詳細読み辞書、翻訳のレビュー、文字入力のテストなど。
今日のところは具体的な決定はなし。
(5)ユーザーガイドの点訳版の改訂
2010.2 をベースに点訳して公開してるが、内容が古くなっている。
原文をもっと分かりやすく改訳できるのでは。
サピエ登録のためのガイドラインが厳しくなっている。
NVDA という言葉がソフトの名前なのかキーの名前なのか区別できる点訳が望ましい。
関連して NVDA 教材、チートシートのようなものを作る検討。
(6)点訳エンジン、点字ディスプレイ向けの用語
書籍の点訳では文脈に依存した凡例を作るのが一般的。
紙を節約するために数学記号を短縮してきた歴史的経緯。
記号についてはグローバルモードと日本語教科書モードの両方が必要?
本家ではチェックなしが ( ) でチェックありが (x) である。
日本語を前提にした親しみやすい新しい方法を検討してもよいのでは。
16マスのディスプレイ利用者が増えているので短縮することも重要。
(7)今後について
ユーザー中心の NVDA コミュニティ、あるいは委員会の体制が整ってきたら、
それを開発メンバーが支えるという体制になるのでは。
日本のユーザーのための活動だけでなく、世界貢献のための活動もある。
多言語の音声エンジンに取り組むなど。