NVDA日本語チームSkype会議記録 10月1日

Skype会議記録 2012年10月1日(月曜)
20時30分から23時30分
参加者9人(西本、高地を含む)

主な議論

(1)NVDA本家の動向と翻訳に関する報告

(2)NVDA日本語版に関する意見交換

チケット29668の詳細読み辞書の問題:対処する。

詳細読みの実装:
「ひらがな さ、ひらがな く、ひらがな ら」を「ひらがな さくら」に変更する。

詳細読みの「声の高さ」について検討。
音声エンジンがピッチ変更に対応していない場合に声で通知する、という使い方。
音声エンジンの能力に依存する機能である。

本家は「大文字でピッチを+30する」をデフォルトにしている。
日本語ユーザーになじみのあるのは「大きい=低い声」「小さい=高い声」である。

(低い声)
全角カタカナ、大文字アルファベット

(中間の声)
ひらがな、漢字、全角記号、全角英数字

(高い声)
半角カタカナ、半角記号、半角英数字

文字変換中のフォネティック読みは(設定にかかわらず)無効にしてよい。

(3)日本語版のリリース方針について

いままでは、本家リリース版に基づいて日本語ベータ版を出していた。
今後は、本家ベータ版に基づいて日本語ベータ版を出すようにして、
タイムラグを短縮したい。

(4)今後のスケジュール

西本が10月から5ヶ月間、支援技術開発機構(ATDO)のプロジェクトに参加し、
NVDAや音声合成エンジンの調査研究に従事する。
詳細は調整中だが、NVDA日本語チームの活動は続ける。
10月から12月にかけて何度か海外出張をする予定。

Skype会議を休会としたい日:
10月15日:西本 海外出張
10月29日:西本 休暇
11月19日、12月10日、12月17日:西本 海外出張

11月9日、10日の関西オープンフォーラムは西本が参加できそう。
この時期に大阪でNVDA関係者の懇親会ができないか?

(5)意見交換
今後の日本語チームの分業体制。
地域コミュニティの支援。
国際福祉機器展が開催された。

連続する文字の読み上げが効率的になった。
インデントの読み上げの副作用?
getIndentationSpeech の出力が gettext 化されていない。

m001 に名前をつけたい。
「一郎」はいまのところ既存のエンジンの名前になっていない。

音声を聞き取りやすくするためのイコライザー処理の可能性。